2024宮崎春季キャンプ紅白戦 初戦

2024年2月12日（月・祝）
紅白戦
＜SOKKENスタジアム＞ 11:30

宮崎春季キャンプ、最初の3連休の最終日は晴天にも恵まれ、大勢のファンが詰めかけたSOKKENスタジアム。晴れやかな野球日和の中、今年最初の紅白戦が行われた。
白組は、開幕一軍入りを狙う村西が先発のマウンドへ上がる。村西は、下手からの独特のフォームから低めを丁寧に突くピッチングで、1イニングを無失点に抑える好投を見せる。アウト3つを全て内野ゴロで打ち取るなど、持ち味を十分に発揮するピッチングを披露した。紅組では、井口、吉田がそれぞれ1イニングを三者凡退に抑える好投を見せ、上々の実戦デビューを果たした。

一方打線は、同点の3回、紅組はこの日2本目となる来田のヒットと、内藤のヒットで2死1、2塁のチャンスを作るものの、後続が続かず無得点。試合が動いたのは4回、紅組4番に抜擢された廣岡が高めのストレートを一閃。打った瞬間それと分かる実戦チーム第一号のソロホームランが飛び出し、先制に成功。試合はそのまま1－0で紅組が勝利した。

この試合、来田が2安打1盗塁を記録し、廣岡も2安打1本塁打と存在感を示し、ドラフト1位の高卒ルーキー横山聖も代打で出場し、いきなりヒットを記録するなど大器の片鱗を見せた。投手では新加入の井口、吉田、鈴木がそれぞれ1イニングを無失点に抑える好投を見せ、村西、才木、中田、川瀬らも持ち味を十分に発揮したピッチングを披露。そして何より、この試合は登板した全投手が無四球と、2024年バファローズ初の紅白戦は、非常に引き締まった有意義な試合となった。

中嶋 聡 監督

「それぞれがいろんな思いで実戦に入ってきたと思いますし、それができたかできていないか、そこは個人個人ですので。まだまだみんな段階を踏んでいる途中でしょうし、良い時もありますし、悪い時もありますので、そこに一喜一憂するのではなく、まずはこのキャンプで続けることが大事だと思います。そのあと一年間続けること、それでもプロ野球人生の中でも続けていかなければいけないでしょうし。
横山（聖哉）、堀はなかなか実戦の機会がないので、一回（打席に）立ってみてどのくらいなのかというので出しました。（バットに）当たるだけすごいと思いますよ。今の高校生はすごいですね。
（選手の）評価はまだ先ですね。主力組が入ってからが本当の競争になると思います。
（この3連休、たくさんのファンが来てくれたが）恥ずかしいですけど、とてもありがたいことですよね。 」

廣岡 大志 選手

＜ソロホームランを含む2打数2安打の活躍！＞
「今年初実戦となりますので、しっかりとタイミングを取ることを意識して打席に入っていました。初球からバットを振ることができましたし、よかったと思います。（ここまでのキャンプは）順調に来ていると思います。打撃を重点的に取り組んでいますので、早い段階で結果が出てくれてよかったです。これからもケガをせず、どんどんアピールできるようにがんばりたいと思います。」

横山 聖哉 選手

＜代打で初出場！初打席でライト前ヒットを放つ！＞
「早く打席に立ちたいと思っていました。すぐにいい結果が出てくれてホッとしましたね。自分の持ち味はフルスイングだと思っているんですが、今日は崩されてしまったところもありますので、実戦を積んで何とか自分の形で打てるように、もっと練習をしたいと思います。（ここまでのキャンプで）チームにも慣れてきて、調子自体もだんだん上がってきていますし、いい感じできていると思います。これからもっと思い切りやっていきたいですね。」