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2018/07/06(金)

その他

6月22日に発生した「誤審問題」に関する記者会見のお知らせ

本日、当球団は、6月22日に発生した「誤審問題」に関し、京セラドーム大阪におきまして記者会見を行いました。記者会見でお伝えした当球団の主張は以下の通りです。

当球団の主張

(1)本件は、審判団が自ら誤審であることを認めているにもかかわらず、何らの救済措置が執られないというものであり、社会通念から大きく逸脱するものである。審判団が自ら誤審であることを認めた場合には、やり直すのが公平であり常識にかなうものである。しかも、本件の試合結果は、リーグ全体の順位決定に関わる可能性があり、その利害関係者は、当該対戦球団のみではない。
また、野球協約第3条に謳われている「わが国の野球を不朽の国技として社会の文化的公共財とするよう努め、野球の権威及び技術に対する信頼を確保する」との精神に鑑み、フェアプレイの精神で国民から広く支持を集めるプロ野球に関わるものとして、フェアな対応が執られないことは、大変に遺憾である。

(2)後に誤審であることを認めざるをえないような映像によって判定を覆すことは、パシフィック・リーグアグリーメント違反である。パシフィック・リーグアグリーメント「NPBリプレイ検証制度」第3項に「確証のある映像がない場合は審判団の判断とする」と規定されている。映像により当初の裁定を覆す確証が得られない場合は、審判団の当初の判断を採用することになっている。試合終了後すぐに誤審を認めざるをえないような映像しかないにもかかわらず、審判団の当初の判断を覆したことは、同項に反しており、明らかなアグリーメント違反である。パシフィック・リーグ統括からの回答には、「判定を覆すのに値する確信が得られたため、最初の判定を覆して最終裁定として本塁打といたしました」との記載がある。「確証」と「確信」は意味が異なるものであり、アグリーメント記載の確証ある映像は存在しない。アグリーメントには、その規定に違反した場合の措置が明記されておらず、その裁定をコミッショナーに求めるものである。

(3)パシフィック・リーグ統括からの回答においては、以下の理由に鑑み、続行試合は、実施しないとされている。
・野球規則7.04(提訴試合)には、「審判員の判断に基づく裁定については、どのような提訴も許されない」と明記されている。
・「パシフィック・リーグ アグリーメント」の「NPBリプレイ検証制度『リクエスト』」の「8.リクエスト行使における注意事項」(6)リプレイ検証によって出た全ての決定に対して異議を唱えることは許されない」ともされている。
しかしながら、本件申立は、「審判員の判断」そのものへの異議ではなく、「NPBリプレイ検証制度」の適用についての異議であり、野球規則7.04により排除される異議ではない。

(4)もとより当球団は、野球規則、アグリーメントの条項云々の解釈、審判員の裁定について争うことを本意としていない。野球協約第3条に記載の通り、プロ野球を発展させるためには、本件のようなケースは続行試合とすることが、世間一般的に見て、真剣勝負をしている監督、コーチ、選手や応援してくれているファンに対してフェアなことではないかと信じ、コミッショナーに提訴するものである。不幸にして起こってしまった過渡期にある運用のミスについて、今後の然るべき改善策はもちろんのこと、当事者である当球団への救済を望むものである。
これらを踏まえ、コミッショナーの裁定により、オリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークス10回戦10回表2死一塁、打者中村晃選手、カウント2-2の9球目をファウルとし、10球目からの続行試合を開催することの裁定を求めます。

以上

日本野球機構からの回答の要旨

貴球団からご指摘の「誤審を認めるような杜撰な検証によって裁定を覆したことは、NPBリプレイ検証制度『リクエスト』の第3項に反しており、あきらかなアグリーメント違反である」とのご意見ですが、当該審判団は、一度ファウルの判定を下しましたが、その後のリプレイ検証の場では、判定を覆すのに値する確信が得られたため、最初の判定を覆して最終裁定として本塁打といたしました。本件のこの時点における裁定、つまりリプレイ検証による最終裁定は適正に行われたものと判断いたします。
 また、別のご指摘で「このアグリーメントが野球規則と競合する場合は、アグリーメントが優先する。と規定されており、アグリーメント違反は即ち野球規則違反である」としていますが、試合中の、リプレイ検証の運用では問題がなかったことから、アグリーメントおよび野球規則の違反には至らないとの判断です。  野球規則8.02(a)には、「審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチ、または控えのプレーヤーが、その裁定に対して、異議を唱えることは許されない」とあります。即ち、今回の試合中のリプレイ検証の裁定が最終となります。
野球規則7.04(提訴試合)には、「審判員の判断に基づく裁定については、どのような提訴も許されない」と明記されています。
また、「パシフィック・リーグ アグリーメント」の「NPBリプレイ検証制度『リクエスト』」の「8.リクエスト行使における注意事項」(6)リプレイ検証によって出た全ての決定に対して異議を唱えることは許されない」ともされており、本年1月25日の12球団監督会議でも確認されています。
23日に謝罪の機会を頂いた際、また先般も説明させていただきましたが、試合終了後に誤審を認めましたのは事実です。しかしながら、野球規則及びアグリーメントに鑑み、今回の貴球団からの続行試合の要望に関しては、実施しないことを再確認いたしましたことをご報告させていただきます。