海外フリーエージェント権を行使して、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約を結んだ平野佳寿投手が、舞洲の球団施設を訪れて移籍決定の報告記者会見を行いました。
本日はお寒い中足を運んでいただきありがとうございます。この度、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと無事契約することができましたので、その報告を伝えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
Q:今の心境は?
A:少しほっとしているというのもありますが、向こうに行くだけではなく、結果を出さないといけないので、しっかりトレーニングをして、少しでも長くプレーできるようにしたいと思います。
Q:ダイヤモンドバックスを選んだ決め手は?
A:一番はじめにオファーをいただいていましたし、実際にGMや監督ともお会いして、僕に対して強い熱意を持ってくださっていました。これだけ評価されていることに感謝しましたし、そこが一番の決め手になりました。
Q:ダイヤモンドバックスやアリゾナの印象は?
A:チームは強いと思います。今年は地区2位で、ポストシーズンゲームにも出ていますし、そこに出られるだけ強いチームだという認識です。その中の一員になれることはすごく楽しみです。アリゾナという地も、暖かくていい気候だと感じましたし、街もいい環境で、家族もゆっくり住むことができそうでよかったです。
Q:メジャーを意識しはじめたのはいつ頃?
A:はじめてFA権を取得したときに少しは意識しました。本当に考え出したのは今年に入ってからです。WBCの日本代表に選んでいただいて、その時に評価をしていただいていると聞いたので、少しずつ想いが芽生えていったと思います。
Q:WBCでは日本代表の中でも一番メジャー球に対応できていたと感じましたが?
A:最初は苦労しました。実際に投げていても、フィットしている感覚はありませんでした。たまたま結果がついてきただけかもしれませんが、自分の中でしっかり投げることができたことが良かったと思います。
Q:オフもメジャー球でトレーニングを?
A:11月からキャッチボールはやっています。
Q:手応えは?
A:めちゃめちゃ滑りますね(笑)ただWBCの時も何とかなると思ってやっていましたし、最終的にうまいことはまってくれました。そうした経験もあるので、来シーズンもそこは何とかなると思っています。
Q:投げるポジションについては?
A:一から自分のポジションをつくってアピールしていかないといけないので、最初からクローザーとは思っていません。ただそういう所を期待していると言っていただきましたので、少しでもその期待に応えられるように、一からアピールしていきたいと思います。
Q:アメリカに挑戦するにあたって、日本での数字は自信になる?
A:日本でやったことが、そのままアメリカで通用するとは思っていません。変な勘違いはしないようにしたいと思います。ただ、日本でやったことを評価していただいているので、そこは自信を持って挑んでいきたいと思います。
Q:対戦を楽しみにしているバッターは?
A:大谷くん(笑)。日本で何度も対戦しているので、向こうでもしっかり抑えていきたいと思います。
Q:めざしている数字は?
A:日本でもずっとそうでしたが、50、60、70試合としっかり投げたいので、試合数を一番意識してやりたいと思います。
Q:オリックスへの想いは?
A:12年間ありがとうございました。あまり期待に応えることができなかったかもしれませんが・・・。FA宣言した後も、長い期間、何一つ文句を言われることなく、決断をせかされることもなく、ずっと待っていただいていました。それが自分にとって心強かったです。オーナー、社長をはじめ、球団の皆さんが快く送り出していただいているので、本当にありがたいと思っています。
Q:ファンの皆さんへの想いは?
A:一緒に優勝することはできませんでしたが、いつも温かい声援をいただいており、本当に力になりました。プレーする国は変わりますけれど、自分らしさを出していきます。少しでもいいので、自分を応援していただけたら嬉しいと思います。
Q:改めて新天地での意気込みを!
A:同じ野球ですが、全く違うものだと思います。一からルーキーのつもりでアピールして、しっかり自分のポジションを勝ち取れるように頑張っていきたいと思います。日本では優勝できなかったので、向こうでワールドチャンピオンになれるように、ダイヤモンドバックスの力になれるように、頑張ってきたいと思います。