Buffaloesプレイヤーズフェイスタオル フレーズに込められた思いに迫る!

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(写真:Buffaloesプレイヤーズフェイスタオルを販売するBs SHOP)

現在好評発売中の「Buffaloesプレイヤーズフェイスタオル」。選手ごとに印象的なフレーズを打ち出したデザインで、30種以上販売中のタオルの中でも売上トップ3に入る人気を誇っている。どのフレーズも、商品開発を行うMD部の担当者をはじめ、部署を横断した球団職員が考え抜いた自信作だ。だが、「ファンの皆さんにきちんと伝わっているか少し不安なんです...」とMD企画グループの粟屋椰南。そこで、フレーズに込められた思いに迫った。

(写真:㊧紅林選手の「紅林降臨」タオル、㊨山崎福投手の「ロジンの王子様」タオル)

◆コウリン?

まずは紅色が映える紅林選手のタオル、「紅林降臨」。粟屋が「気付いてくださっているファンの方いるのかな…」と最も不安を抱えている。なぜ「降臨」か、お分かりいただけるだろうか。「紅林って、音読みするとコウリンなんですよ!」と粟屋は明るい笑顔で教えてくれた。全て音読みにすると、コウリンコウリンと、韻を踏むフレーズになる。「個性的で楽しいフレーズにして、ファンの方に親しみやすいようにしました」と説明してくれた。紅林選手も「なぜ降臨なのか最初はわからなかったけど、今ではすごくしっくりきています。音の響きも良いですよね」と気に入っているようだ。
続いて、最も好評だという山崎福投手の「ロジンの王子様」。たしかに、山崎福投手はマウンドでロジンをたっぷり手につけ、白煙を纏って投球する姿が印象的だ。さらに、毎年オリメン投票で上位に入る実績から、女性に刺さる代名詞として「王子様」がチョイスされた。粟屋が「山崎福投手って、スタイル、顔、雰囲気、全て王子様ですよね!(笑)」と話す通り、見事女性ファンの心を捉えているようだ。

(写真:㊧宮城投手の「ここあ宮城くんに任せた」タオル、㊨吉田正選手の「稀代のフルスインガー」タオル)

◆クスッと笑える言葉を

可愛らしいピンク色が目を引くタオルは宮城投手の「ここあ宮城くんに任せた」。こちらは「BsTV」史上ナンバーワンの再生回数を誇る「宮城大弥投手の『お茶かココアゲーム』」の動画から派生したフレーズ。考案したのは、事業企画部宣伝グループの仁藤拓馬だ。「弱冠20歳にしてローテーションの柱となった宮城投手に『ここは宮城くんに任せた』と思うことが多かったので」と理由を語る。他にも、杉本選手の「お前はもう芯で捉えている」などのフレーズを考えた仁藤は「どの選手もそうですが、ダブルミーニングだったり、クスッと笑えるものであったり、声に出して読みたくなるように心がけています」とこだわりを覗かせる。吉田正選手の「稀代のフルスインガー」については、「稀代」のみならず「期待」の意味も込めているという。「吉田正選手が常にファンから期待される存在であること、そして、たとえ空振りだとしてもスイングでファンを魅了できる数少ない稀代の選手であることからつけました」と仁藤は語ってくれた。

(写真:㊧山本投手の「球界無双」タオル、㊨山岡投手の「キレッキレのキラッキラ」タオル)

◆細かい部分にも注目!

最後に、山本投手の「球界無双」。6月18日にノーヒットノーランを達成した球界の大投手を表現した、言わずもがなのフレーズだ。粟屋は「2019年に球道無双グッズを発売したのですが、今では『球道』というより球界を無双するピッチャーなので」と振り返る。実は、「球界」の文字の後ろにひっそりと「9回」とある。最終回まで無双する完封劇を願って入れられた文字。粟屋は「地味にかけています!」と照れ笑いだが、デザインを検討している段階で自然と部内で寄せられた意見だったという。細かいところにまでこだわりを見せる商品開発担当者たちの熱いハートが垣間見られる。
蛇足だが、山岡投手の「キレッキレのキラッキラ」は筆者がダメ元で9個提案した中で唯一採用されたフレーズだ。山岡投手の持ち味である切れのあるスライダーと、マウンドでの輝く投球姿を融合させた。ファンの方々の反応が心配で堪らなかったが、粟屋は「私はこのフレーズ好きです!今シーズンの活躍も相まって、売れていますよ!」と優しく声をかけてくれた。山岡投手本人は「少し恥ずかしい気もしますが、このタオルにふさわしい輝いた活躍ができるように頑張りたいと思っています」と話してくれた。
球団職員が「選手の活躍の後押しになる言葉を」と悩みに悩んで作った「Buffaloesプレイヤーズフェイスタオル」。ぜひお買い求めいただき、担当者の思いも乗せてタオルを掲げて応援してください!(西田光)

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